今日は朝からひたすら「論点設計」
昨晩提案書を読み込んでいたら、論点設計がめちゃくちゃなことに気付きました。
提案書のクオリティが酷いと思ったのはレイアウトが雑だったり、ストーリーがクリアじゃなかったりするだけじゃなくて、ちゃんと論点設計ができてなかったことが原因。
という訳で、10時前に出社してPMに論点の再設計を提案。
勿論、こういった上位者の作ったものを修正する系のコミュニケーションはめちゃめちゃ気を使います。
何せコンサルファームにいるような人たちは東京タワーもびっくりのプライドの高さを持っていますからね。
下位メンバーへは「どんなに論点設計で対立しても、ここは絶対に必要」と明らかな部分の検証をお願いしながら、僕自身は15時くらいまで「論点設計」(作業設計含む)を実施。
そこからPMとディスカッション。
寝不足なのか眼を充血させているPMに必死に説明。
明らかに頭回ってないだろ状態の中で、懸命に説明するも、何度か同じ質問をされる。
いい加減イライラしてきたところで何とか着地。時刻は17時前。
とりあえずそこから論点修正と作業設計の続き。
下位メンバーのレビューを入れながらだと中々進まない。
上位者になって一番のストレスは、実はこの下位者へのレビューだったりします。
時折「自分でやった方が早い」症候群に陥りそうになります。
そんなこんなで、明日のタスク棚卸と作業指示をして22時半過ぎにオフィスを後に。
論点設計とは?
少し論点設計について補足しておきます。
論点設計とはコンサルがPJに入る前に必ず最初にやることです。
(本来的には提案の段階でできてるべきですが)
論点とは「答えるべき問い」のことです。
今回のPJであれば、下記のような大論点になります。
【大論点】新製品を普及させるためには「誰に」「どのように」営業すべきか?
ここから、中論点⇒小論点とツリー状にブレイクダウンしていきます。
小論点までいくと、それを明らかにするための作業を設計します。
この論点設計はコンサルの頭の見せ所で、PJの最も重要なパートでもあります。
論点設計の重要性については「正しい問いさえ設定できれば、問題は解けたも同然」と言われているくらいです。