戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

プロジェクト打ち上げ

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プロジェクトが無事に終わったということで、今日はチームメンバーで打ち上げに。

実はこの打ち上げも我々コンサルタントの重要なモチベーションの一つであったりします。
コンサルタントとしてのキャリアを選択する人は、基本的に「ハードワークでも能力を身に着けたい/クライアントの成長を支援したい」と自らを鼓舞して、日々仕事に向き合っていると思いますが、人間はそこまで強くないので、時には心が折れそうになったり、モチベーションが上がらなくなることもあります。

そうした時に、仕事と真正面から向き合う以外にモチベーションを上げることができる"何か"があることはとても大切です。
その"何か"には趣味とか家族・恋人との時間などもありますが、「打ち上げ」という素晴らしいメソッドも存在します。

打ち上げ=プロマネが感謝の気持ちを表現する場

打ち上げは云わば、プロマネがプロマネ以下のメンバーに対する感謝の気持ちを表現する場です。
良いお店に連れていき、美味しいものを食べさせる。そして、胃袋を満たしたところで空かさずこう言います。

「頑張ってくれてありがとう。感謝しているよ。またプロジェクトが終わったら美味しいもの食べに行こう」(長期プロジェクトで、途中で中間打ち上げをする場合)
「プロジェクトは大変だったけど、皆のお陰で良いデリバリーができた。また一緒にプロジェクトやろうよ」

これだけで十分です。
あとはリサーチが大好きなジュニアスタッフが、勝手に食べログで単価を調べ、幾ら掛かったかを推計します。そして、その金額で自分たちへの感謝の大きさを諮ります。

感謝の気持ちと言いつつも実費ではない

プロマネはできる限り実費であるかのように振る舞いますが、基本的に全て経費で落としています。いくらプロマネでも全て実費で払ってしまえば、お財布事情が急速に寂しくなってしまいます。

とは言え、経費だからバンバン使えるかと言うとそうでもなく、パートナーの承認が必要なケースやちょっとした小細工が必要なケース等、プロマネが頑張らなくてはいけない事は存在しています。

まぁ結局はスタッフが働いて、クライアントから貰っているお金で美味しいものを食べているというシンプルな構図なのですが、優秀なマネージャーはそこをブラックボックス化し、チームの士気を高めているのです。何ともコンサルらしい手法ですね。

 そんな打ち上げですが、今日は西麻布のイタリアンに行ってきました。
実費ではいくのに躊躇うようなお店に行ける(且つ美味しい)というのは頑張ってよかったと思える瞬間の一つです。