戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

コンサルタントのプロジェクト準備

スポンサーリンク

さて、提案資料の作成に関与し始めてから一週間が経過しました。

提案資料の作成は通常のプロジェクトワークと比較して楽なのは有り難いのですが、やはり楽だと刺激が足りなくて飽きますね。
ハードワークをしている時は楽を求めるのに、楽になるとハードワークが恋しくなるというなんとも天邪鬼的な感情に蝕まれています。
(コンサルタントとしての職業病なのかもしれません) 

とまぁ冗談っぽい労働意欲は置いておいて、今日は資料作成を片手に次のプロジェクトのインプットに向けて簡単な調査を行いました。

新しいプロジェクトにアサインされる前の準備

各コンサルタントによって色んな準備の方法があります。
プロジェクト開始前に一気に参考資料やら本やらをインプットするタイプのコンサルタントもいれば、最低限の情報だけ入れて後は走りながら吸収するタイプのコンサルタントもいます。
(プロスポーツ選手で言えば、キャンプ前から徐々に身体を作るためにプレキャンプを行う人もいれば、キャンプ前は一切動かずに徹底的に身体を休める人もいるのと同じ感じでしょうか。)

 僕はどちらかというと前者に近いタイプで、アサインが決まった時点から実際にアサインされる日まででざっくりしたインプットのスケジュールを組みます。
今日は僕がどんなスケジュール感でどんなインプットを行うかを簡単に書きたいと思います。
(パーセンテージはアサインが決まった日を0、実際にアサインされる日を100とした時のスケジュール感です)

0-30:デスクトップ調査

クライアント企業のHPやプロジェクト関連の記事、用語等の最低限の知識を収集します。
また、ざっくりですが、当該領域にデスクトップレベルでどのような情報があるかも併せて把握しておきます。
(プロジェクト立ち上がり時の作業設計の際に役立つので)

30-80:参考図書

デスクトップ調査でざっと全体を見た後は、参考図書を2,3冊読みます。
中にはネットの情報で十分という人もいますが、僕自身は章構成がしっかりしている本派です。
(業界としてどのように章構成されるのか、またどの章の情報が充実しているのか、不足しているのかが明確なので)

80-20:追加で気になる点(競合や実店舗等)

概要をデスクトップ調査と参考図書で把握したら、残りの20は上記までで気になった点を追加調査します。
競合のIRを見たり、to Cビジネスであれば実店舗に行ったり、実際にサービスを利用したり等です。
(to Cの方がイメージしやすいので、この段階では楽しいです。)