戦略コンサルの備忘録

戦略コンサルタントとして日々感じたことや考え方ことの備忘録(On-Off問わず)。学生や他業界の方には戦略コンサルとしてのキャリアを考えるきっかけを、同業の方には日々の学びや苦悩をシェアすることが目的です。

クライアントは誰か?

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現在のプロジェクトは複数部署に跨っている中で、僕らはある部署の方についてサポートしています。

僕らが関与し始めた段階で状況はかなり酷く、ゴールや論点が明確になっていないことに加え、部署間で役割分担もできておらず、部署間で重複作業があったり、誰も検討していない事項があったりと、そんな状況でした。(現在もそんな状況です)

クライアントは「企業」か「カウンターパート」か

僕らコンサルタントに求められる役割は、教科書的に言えばプロジェクトを成功させ、企業の成長に貢献することでしょう。

一方、現在のカウンターパートからすれば、触らぬ神に祟りなし状態で、自分の部署として安全に逃げ切りたい(最低限のアウトプットを出して軟着陸したい)という姿勢です。
僕らコンサルタントだけでクローズできる作業であれば、「じゃあ僕らが全部やります」と全て巻き取って裁いてしまえば良いのですが、そんな簡単な話ではなく、当然ながらクライアントも巻き込む必要があります。

そうすると、僕らのクライアントって「企業」なのか「カウンターパート」なのかっていう葛藤にぶつかるわけです。
契約上は当然「カウンターパート」なのですが、それだと僕らが関与することによる企業にとってのインパクトが限りなくゼロに近くなってしまう
一方で、「企業」をクライアントととして、検討の”あるべき姿”を追求した場合、その皺寄せがカウンターパートの部署に来る可能性が高く、当該部署の工数が膨大に膨れ上がってしまう

コンサルタントの意義とは

常駐をはじめて、誰がクライアントなのかということは、僕自身悩んでいて、ついこの間もプロマネに相談したのですが、現状は波風立てず、「カウンターパート」に満足して貰うことに注力しています。
とは言え、企業の成長を支援するという垂れ込みのコンサルが、お金だけ貰って、成長への貢献がほとんどないっていうのはやっぱり仕事をしていて気持ちよくないです。
今までこういうプロジェクトを経験したことがなかったのですが、仮にこういうプロジェクトが決して珍しくないとすれば、僕らコンサルタントの意義ってよくわからないですよね。