戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

事業会社のニーズ(管理ツール)

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完全にメモ代わりです。
常駐プロジェクトの面白いところの一つは、事業会社のニーズを観察できるところ。
コンサルファームのオフィスに勤務していては見えてこないビジネスニーズについてメモしておきたいと思います。

営業管理ツールを提供するマツリカ

先日の日経新聞に営業管理ツールとそこから吸い上げたデータ分析・活用を行うマツリカの記事が載っていました。

www.nikkei.com

営業は会社の業務の中でもとりわけ進捗やノウハウを個人が管理している場合が多い。
見える化や効率化が進めば、複数人で仕事を担当するワークシェアやオフィスを離れて働くリモートワークなど新しい働き方に発展する可能性も広がる。

記事には上記のような記載がありますが、要は進捗や状況を共有する仕組みがないので、重複作業・営業が存在していたというやつです。

常駐を始める前の僕だったら「そんなニーズあるの?」と思いながら読み飛ばしていたところですが、常駐してみて実際こういうニーズがあるのを日々実感しているので、そこから思考を巡らせることができました。

管理ツールにはまだまだニーズがある

各種管理ツールって既に色々ありますが、色んなメッシュで切っていくとまだまだニーズがあるんじゃないかぁと。
特に大企業だと一つの事業にかなりの人数が携わっていて、さらにそこに調達先・販売先・提携先まで絡んできてもうてんやわんや状態。

調達先に対して関係部門毎に見積もり依頼を出しちゃったり、同じような内容の質問をしちゃったり。しかもその度に会議をセットしたりで、かなりの工数を無駄にしているように見えます。
(漏れなく「御社のXXXさんに既にお話していることなのですが・・・」みたいな嫌味も言われます)

資料やメールの共有も、共有されたされてない問題(CCに入れ忘れ等)も頻繁に起こっていますし、異動を受け入れた場合の共有方法も、一からメール見返して大切な情報を発掘していくみたない作業があるわけです。

結局、管理ツールの目的って情報の共有方法の効率化・最適化なんですが、共有情報や業界等によって求められる機能って違いますし、特定領域への特化製品ってまだまだニーズありそうだなと思った次第です。