戦略コンサルの備忘録

戦略コンサルタントとして日々感じたことや考え方ことの備忘録(On-Off問わず)。学生や他業界の方には戦略コンサルとしてのキャリアを考えるきっかけを、同業の方には日々の学びや苦悩をシェアすることが目的です。

コンサルファームのケース対策

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コンサルファームからオファーを貰うためには避けて通れないケース面接について。

そもそもコンサルファームのケース面接には大きく3つのタイプがあるので、タイプ毎の概要とその対策方法・対策本について纏めておきたいと思います。

元々ケース面接は候補者の地頭を計るためのものでしたが、正直各タイプとも稽古量でいかようにもなるかなと思います。

①フェルミ推定

「東京にある電信柱の数は?」「扇風機の市場規模は?」
みたいなお題に対して、自身の知っている情報を手掛かりに論理的に算出していくものです。
フェルミ推定についてはカフェにでも籠っていたすら問題を解きまくればOKです。
フェルミ推定はある程度解き方・答えの正解が決まっているので、頭の中に叩き込んでしまえば勝ちです。
友達も先輩も必要ありません。必要なのは下記の本と時間だけです。
一定数の問題を、机に向かって紙とペンを使って解き終えると、後は電車の中や町を歩いている時なんかも頭の中で解けるようになります。

現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート

コンサル志望者にはあまりにも有名な本ですが、コンサルファームを目指してフェルミ推定を説きまくっていた東大生(当時)が書いた本で、幅広い問題と回答例が書かれています。

②問題解決(非ビジネス)

「日本のサッカー業界を盛り上げるには?」「満員電車を解消するには?」
みたいなビジネス以外のシチュエーションで日常的に触れている問題について解決策を求めるものです。

フェルミ推定と違って問題解決の場合は、面接官を上手く巻き込みながら答え辿り着く必要があります。
前述の通り、フェルミ推定の場合はある程度解き方・答えの正解が決まっています。
なので、ある程度自分ひとりで独走しても違和感なく面接を終えることができますが、問題解決の場合だと十人十色なので、面接官の納得感を得るために巻き込む必要があるわけです。

ですので、友人なんかと一緒に疑似ケース面接をやるのがオススメです。
僕自身の経験的に、自分ひとりで対策しているだと、そうでない人と比べてけっこう差がつくイメージです。(勿論、対策せずともできる人はいますが)

題材としては下記の本がオススメです。

東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート

幅広い問題とフレームワークを紹介してくれるので、これ一冊やり込めば十分だと思います。
フレームワークについては全部身に付ける必要はなく、使ってみて使い易そうなもの、自分に合っているものを少しずつ身に着けていけば十分です。

③問題解決(ビジネス)

「コンビニが売上を上げるには?」「自動車部品メーカーは今後どうすべきか?」
みたいなビジネスに関するお題について戦略を描かせるものです。

これも②と同様に面接官を上手く巻き込みながら答えに辿り着く必要があるのですが、②と違うのは、実際の面接では友人とやった疑似ケース面接よりも遥かに鋭い突っ込みを受けるというところです。

こうした突っ込みへの対処が③のミソであったりするので、できればそういう突っ込みをくれる人と疑似ケース面接をやりたいところです。
(コンサル出身者か、元コンサル志望者で既に社会人になっている人など)

個人対策としては、大前研一さんが書いた下記の本がオススメです。

大前研一 「ビジネスモデル」の教科書

そこまで深い考察はありませんが、企業の戦略や競争環境を紐解き、企業が取るべき戦略について書かれています。
この本の良いところは、まず事例が多いことです。コカ・コーラみたいな巨人から島精機といったニッチな企業、アリババのような新興企業まで。
次に、結論までのアプローチが明確化されているのも非常にためになります。
特にケース対策をしたい人にとっては有用だと思います。