戦略コンサルの備忘録

戦略コンサルタントとして日々感じたことや考え方ことの備忘録(On-Off問わず)。学生や他業界の方には戦略コンサルとしてのキャリアを考えるきっかけを、同業の方には日々の学びや苦悩をシェアすることが目的です。

表現力とアナロジー

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学生時代にある企業にインターンしていた時の話です。
社員数が数名の企業であり、CEOと距離も非常に近かったため、時折一緒に出かける機会がありました。

ある日、CEOと一緒に出かけた際、余りにも夕焼けが綺麗だったので、見惚れていた時の出来事です。
CEO:「何考えているの?」
僕:「いや、綺麗だなぁと思って・・・」
CEO:「・・・。それは表現力なさ過ぎだよ。綺麗の一言だったら誰でも言えるし、何かしら自分の言葉で表現しないと。これは会話を広げるという意味でも大切だけど、何より表現できて始めて感じることができるから自分のためでもあるんだよ」

表現力は語彙力だと思っていたが、実はアナロジー思考だった

このやり取りがあってから、表現力というのは自分の中で意識的に向上させようとしてきました。
最近まで、語彙力を増やすことが、頻出するワードを使わないことが、表現力に繋がると考えてきました。

ですが、話が面白かったり、ちゃんと経験を落とし込めている人を見ていて思うのは、アナロジー思考がしっかりしていることが表現力に繋がっているんじゃないかなぁと気付いたわけです。
例えば、かつて「夕焼けが綺麗だな」と感じた僕には、頭の中で何かしらとリンクするものがあったはずです。
「XXXで見た夕焼けと同じくらい綺麗だな」とか「XXXの頃に見た夕焼けと比べてより綺麗に見えるな」とか。
最早、「夕焼け」とは別のものとリンクしたかもしれません。
目の前の事象と頭の中の情報を突き合わせることで、「綺麗」にプラスαを乗せる
これが表現力なんじゃないかなと、今になって思うわけです。