戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

就活生に捧ぐ - 激務と価値観の変化

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最近の激務続きを踏まえ、是非就活生に伝えたいことがあります。

その前に簡単に僕自身の就活時~入社1-2年目くらいの想い・モチベーションと3年目以降のそれらについて簡単に纏めたいと思います。

兎に角自分を鍛えたい。激務を追い求めた就活~入社1-2年目

まず就活時。
「自分を鍛えたい」それが僕が追い求めてたものでした。
仕事が趣味ならどんな激務だって辛くない。仮に辛い瞬間があっても自分の成長のためと思えば何でも乗り越えられると信じて疑いませんでした。

それは入社1-2年目も変わらず、自分は唯一絶対の正解を引き当てたのだと思っていました。
ハードだと言われるプロジェクトも当時の僕にとっては充実感を与えてくれるものでしたし、緩いプロジェクトにアサインされた日には、十分に価値が出せていなかったのに、もう一案件掛け持ちさせて欲しいとパートナーに直談判もしました。

大切なものの変化。バランスを考え始めた3年目~

当然ながら年を重ねると内外で様々な変化が起こります。
平日は仕事漬けでも、休日にはキレキレでスポーツに取り組めた1年目から、平日に2-3日運動しないとまともに身体が動かくなくなる。
結婚を考える相手と出会う。あんまりハードワークしていないのに、自分よりも遥かに稼いでいる友人を知る。

インプットが変わればアウトプットが変わるように、内外の変化によって僕自身の仕事に対する価値観も変わりました。
(超絶ハードプロジェクトの激しさを知ったことも大きなインプットの変化ですね)

勿論、ビジネスという点でもしっかり能力を向上させていきたいという想いがある一方、今はどちらかというと、いつまでできるか分からないスポーツをやり切りたい。結婚を考えるほど大切な相手や家族との時間をたくさん取りたい。という思想へと変わってきました。

とらわれずに柔軟な思考転換を

限られたインプットで行う就活時点からの価値観は、以後経験して得られる様々なインプットによりどんどん変化していきます。

目の前のキツいことから"とりあえず"逃げるという発想は良くありませんが、自身の価値観を常に確認し、柔軟に行動していく必要があるかなと。
別の言い方をすれば、ある種の見栄(戦コンで働いているみたいな)で人生を浪費せず、自分の心の動き方に直に応じることが大切だと思います。