ex-コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した元コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

「答えがない問題」を解くという意味

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コンサルタントの仕事は「答えがない問題」を解くなんてかっこよく表現されます。

コンサルタントを目指すような人は、控えめにいってもエリートです。
これまで「答えがある問題」を解き、それなりの学歴を手に入れてきた。
でも面白いことに、卒業後の進路として、「答えがない問題」を解く職業を選ぶ人が後を絶ちません。

それは何でだろうか。
少なくとも僕の場合は、「答えがない問題」という言葉の響きにどこか革新的で挑戦的なものを感じたからじゃないかと思う訳です。

誰が答えを決めるの?

当たり前の話ですが、問題には答えが必要です。
(なので「答えがない問題」というのはある種の表現で、唯一絶対の「答え」がないという意味で、別の言い方をすると「答え」に成り得る候補が複数あるということです)

じゃあ、一体僕らの問題の答えは誰が決めるの?

それはクライアントの顧客が決めるんだ。
クライアントが我々が提案した戦略を実行して製品なり、サービスを展開する。
そしたらそれを受けたクライアントの顧客が満足してれる。
そしてその結果として、クライアント自身の業績も伸びる。

いや、株式市場が決めるんだ。
株式市場は合理的だから企業の一挙手一投足をすぐ時価総額に反映するんだ。

我々の提案を踏まえた企業の活動はすぐに市場に反映される。

トーンはさておき、これは実際に現役コンサルタントから聞いた言葉です。

まじかよ、おいおい。

クライアントが納得しない! 

結論を書こう。
答えはクライアントが決めます。

自分の信じるアウトプットを出してもクライアントが納得して動いてくれなければそれはただの紙屑です。

深夜にプロマネから「XXさんはどう思うの?XXさんが経営者だったら本当にこの戦略を選ぶ?」とどんなに詰められても、そんな自分の意思なんでどうだっていい。

クライアントも、我々もどちらもロジカルなんだ。
論理的に考えてどちらかの意見が明らかに間違っているなんて、ほぼ起こらない。
そうなるともはや「どうしたいか」の話。

自分の立場に置き換えて考えてみる。

自分はAだと思っている。しかしコンサルタントからはBだという提案が出てくる。
まぁどっちも間違っていない。でもやっぱりAだと思う。もちろんBっていう提案も良く分かる。

で?どうすればいいんだっけ?Aがいいんだけど・・・。

と、なりますよね。
その結果、クライアントが見たい絵を見せるということになります。
これが「答えがない問題」を解くということです。