ex-戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した元戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

【インタビュー】私が戦略ファームを1年半で辞めた理由

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※本記事は、筆者(元戦略コンサル)が興味のままにコンサル業界に足を踏み入れた方のキャリア観についてインタビューしたものです。

プロフィール

  • 性別:男
  • 出身大学:私大文系
  • 前職:戦略コンサルファーム
  • 前職在籍期間:1年半
  • 現職:フリーコンサル

将来やりたいことができた時に実現する力を得るために戦略ファームへ

―新卒で戦略ファームに入社された理由はなんでしょうか?

学生時代は、正直やりたいことがなかったので、将来やりたいことができた時に、それを実現する力を得るという観点で、就職活動をしていました。

その時は、投資銀行やメガベンチャーも見ましたが、その中で、一番賢い人たちがいると感じた戦略ファームを選びました。

―実際、働いてみていかがでしたか?

今振り返っても、ファーストキャリアとして戦略ファームを選んで本当に良かったなと思っています。

入社前の想定通り、賢い人たちばかりで、かつその賢い人たちが猛烈にハードワークする環境だったので、ものすごく鍛えられました。

また、自分は帰国子女ということもあり、海外常駐のケースも担当させてもらい、グローバルファームであることの恩恵も存分に受けることもできました。

人生を無駄にしたくないという想いから退職

―では、なぜ戦略ファームを退職しようと考えたのですか?

戦略ファームの案件は、短いもので1か月、長くても3か月という単位でデリバリーされていきます。

そうした環境の中で、自分のやりたいテーマを毎回選べないことの歯痒さみたいなのを感じるようになりました。

自分のマインドとしても「このケース、全然興味ないし、つまらないから1か月くらいは目を瞑って耐えよう」みたいな感じです。

でもそれって人生を無駄にしているなと思い始めたんです。

―全てが思い通りにならないというは、サラリーマンとして、ある種仕方がない側面でもありますよね

そうですね、だからこそサラリーマンを辞めようと思ったんです。

ちょうどその頃、フリーコンサルという道もあるんだということを知って、戦略ファームを辞めることにしました。

―在籍1年半でフリーになることに躊躇いはありませんでしたか?

もちろん、少しは迷いました。

ですが、「戦略ファーム出身」「海外常駐プロジェクト経験あり」という経歴が自信になったこと、また、若いが故にいろんな可能性が拓けるんじゃないかという期待の方が大きかったです。

年収と自由な時間が増えた一方、社会的信用は失った

―実際に転職してみてどうですか?

総じて良かったなと思っていますが、良かった点、悪かった点がそれぞれありました。

まず、良かった点は、収入が増えたことです。

戦略ファームの1-2年目の水準からすると、2倍以上の収入になりました。

また、そうした年収に支えられている部分も大きいですが、自由な時間が増えました。

年中働いている必要がない、またその縛りもないので、長期休暇を取って旅行に行ったり、そのタイミングで興味があることにチャレンジしたりできるようになりました。

最後に、独立志向の高い人たちとの接点が増えたことです。

また、若さが武器になり、そうした人たちから可愛がってもらえているのも、良かった点です。

―逆に悪かった点はどういったことでしょうか?

フリーになったことで、社会的信用を失ってしまったことです。

不動産投資をしようにもローンを組めなかったり、合コンでもめちゃくちゃウケが悪くなりました。(笑)

あとは、プロジェクト内容で見た時に、需給の関係で、どうしても自分がやりたいテーマでもやらなきゃいけない時があるという点で、自分のやりたいテーマを毎回選べないことの歯痒さみたいなのは、結局今でも変わらないということですね。