題名が「コンサルタントが」という一般論風に書いていますが、これは僕が個人的に行っている習慣であり、多くのコンサルタントが行っているわけではありません。(おそらくですが)
地頭は才能と位置づけられることが多いかと思いますが、これも稽古量でいかようにもなるというのが個人的な意見です。
おそらく皆さんの周りにもいるかと思いますが、学生時代に賢いキャラじゃなかった友人がコンサルファームでバリバリ働いていることがその証左です。
①身の回りのものでの擬似コンサルティング体験
思考力を鍛えるための題材は世の中に無限にあります。
例えばカフェに行けば、そのカフェの「売上を拡大するには?」もあれば、「アルバイトの募集人数を増やすには?」もあると思います。
他にも「コストを下げるには?」「全面喫煙することの効果は?」などなどカフェ関連だけでも沢山の問題があります。
このように身の回りのを題材に疑似コンサルティング体験し、思考力を鍛えるという方法です。
何より待ち合わせよりも少し早くカフェの到着した等のシチュエーションで隙間時間を活用できるのが良いところです。
スポーツでも勉強でもそうですが、反復練習は物事を習得する上での基本です。
②大手企業での擬似コンサルティング体験
よりコンサルティングスキルを磨くためにオススメの方法です。
上場企業であれば、財務や戦略等がIRページに公開されています。
それらを用いて、「自分がコンサルタントならこういうアドバイスをするな」「今後この業界はこうなりそうだな」と仮説を立てていきます。
実際にプレゼンスのあるファームに入社するのであれば、クライアントは大手企業になります。
なので、大手企業を題材に疑似コンサルティング体験を積むことで、より実践に応用が利く思考力を鍛えることができます。
この方法の良いところは、定期的に対象企業の動向が数値面からもモニタリングできるところです。
モニタリングすることで自分の仮説との整合や差異が把握でき、仮説の精度を磨くことができます。
なお、題材は東証1部だけで2,000社以上あるので、困ることはないかと思います。
(もし東証1部を制覇してしまったら、東証2部でも、はたまたナスダックでも構いません)
よりイメージを明確にしたい人には下記の本をオススメします。
ビジネスモデルの教科書
日本で最も有名なコンサルタントの一人である大前さんが書いた本で、この大手企業を題材にした擬似コンサルティング体験を「週末出張」と名付けてます。
(週末に時間を取り、IR等の情報を眺めてコンサルティング体験を行うため)