戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

コンサルティング業界を知る

スポンサーリンク

転職が一般化してきたことに加え、コンサルファーム各社が積極的に採用を行っていることもあり、最近僕の周りにもコンサルファームを転職先として検討する人が増えてきました。

で、よく聞かれるのは「コンサルって結局何やってるの?」という質問です。

この質問の背景は、「自分がコンサルファームに転職したら何をするのか?どんなものが得られるのか?」だと思うのですが、正直、プロジェクトによってもチーム編成によってもやることや自分のロールが全くことなるので、この質問への回答は非常に難しいです。
とまぁ前置きはさておき、コンサルの仕事内容というミクロな話は日々のブログを見て頂くとして、そもそも経営コンサルとはというマクロの話については、書籍を読んで貰った方が分かりやすいんじゃないかと思います。

他業界の方向け:「この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本」

コンサル業界にどんな領域があり、各領域においてどんな仕事をするかや、そこにどんなファームが属するか等が纏まった本です。
他業界でコンサルファームに興味を持った方にお勧めです。
プロジェクト例もあるので、そこから具体的にキャリアをイメージすることにも活用できます。
(ただ、実際にファームに入社した後にどんなプロジェクトにアサインされるかよりも、どんなロールを担うかの方が重要だったりするので、その辺は前述の通り、僕の日々のブログを読んで貰えればと思います。)

 同業界の方向け:「経営戦略の巨人たち―企業経営を革新した知の攻防」

皆さんも同様の経験があるかもしれませんが、日々コンサルタントとして働いていると「自分たちの価値って何なんだろうな」と思う瞬間が度々あります。
自分達よりも遥かにビジネスマン歴も長く、業界における知識も圧倒的に豊富。そんなクライアントに対峙して自分達にはどんな価値があるのか。何を求められているのか。
こういうものの答えは月並みですが、歴史から学ぶことです。 

この「経営戦略の巨人たち」は経営コンサルティグサービスの始まりからその変遷、その時々のコンサルタントの価値について描いたものです。
実際にこのコンサルティング産業を作ってきた人物たちが、何を考え、何を悩み、どう乗り越えてきたかまで描かれているので、僕らコンサルタントにとっては働く上でのヒントになるかもしれません。
(ファームの名前もバンバン出てくるので、自分のファームの名前を見つけることも難しくないかもしれません)