戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

有意義な会議を行う上で意識すべきこと

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さて、常駐プロジェクトも段々落ち着いてきて、「この先の不安」という精神的なストレスがだいぶ軽減されてきました。
やはりプロジェクトの立ち上がりはクライアントやプロマネの期待値、チームメンバーのパフォーマンス等、把握して適切なプログラムを構築していかなければいけないので精神的なストレスがかかります。(僕だけですかね・・・)

そんなこんなで、最近はPPTやExcelを弄くり回しては会議というルーティンワークで働いています。

今日はその常駐先の会議について感じたことを備忘録として残しておきたいと思います。

会議は決められたお題について議論するもの

そもそもですが、何のお題について話すか分からない会議のインビが飛んでくることが本当に多いです。
お題が不明確だと参加者が念入りに準備することができませんし、いざ会議が始まれば、本来話すべきこと(これがないのかもしれませんが)以外の話題が盛り上がってしまうリスクを孕んでいます。
実際問題、常駐先では本来の趣旨とは関係のない話題で数十分話すことも珍しくありません。

会議を設定する場合は必ず「何について議論するか」「ゴールは何なのか」という2点について参加者に事前に明示する必要がありますね。
(余談ですが、今の僕の常駐先には管理職でもないのに一日中会議だけをして過ごす社員もいます。)

参加者は仮説を持って参加する

よく「コンサルファームでは会議中に発言しない人は有害扱いされる」という噂がありますが、個人的な意見を言えば必ずしも発言する必要はないと思っています。
大切なことは仮説を持って参加し、その仮説の正否を見極めることです。
もし仮説が正しいのであれば特に発言することはないかもしれませんし、無駄にカウント数を稼ぐだけの発言はそれこそ有害です。
余程自分の頭の回転や知識量に自信があれば別ですが、仮説を持たず、フワフワした状態で会議に臨めば、会議は非効率と化します。

どんなに最新のITシステムや分析ツールを導入しても、そこで働く人のスタンスが良いものでなければ、効率的な働きは実現されません。
戦略コンサルティングという労働集約型の仕事であるからこそ、効率化への強い意識が身についているのかもしれませんが、そうした意識というのはビジネスパーソンとして誰もが持っておくべきものですよね。