コンサルタントが転職エージェントに登録する意義
ずっと同じファームに所属して骨を埋める覚悟がある人は別ですが、それ以外の方は基本的に今すぐ転職エージェントに登録しておいた方が良いと思います。
①エグジット条件のブラッシュアップ
先日、いつか辞めることが前提であれば、しっかりとエグジット条件を設定しておくこが重要だと書きました。
このエグジット条件の設定は、後ろ向きなもの(昇格できなかったら等)であれば簡単ですが、前向きなもの(コンサルでXXXの経験・スキルを身に付ける等)の設定は結構ハードルが高いです。
仮に違う業種に転職するという前提に立った場合、その業種・企業に「どんな経験・スキルが求められているか」ということをクリアにしておかないと、エグジットした先で迷子になるリスクだってあります。
ですので、エージェントとは長期的な関係を構築しながら、自分が将来的にどうなりたいかを伝えると共に、それに向けて市場から何を求められているか、自分には何が足りないかということをクリアにするサポートをして貰うっていうのは非常に有用なんじゃないかなぁと思います。
実際に転職していった僕の先輩達はエージェントに登録してすぐに転職という形ではなく、長い人では登録後数年掛けて転職した人も珍しくありません。
②給与比較
①に少し被る部分もありますが、自分の市場価値というのは把握しておくに越したことはありません。
金融業界では自社内・外で給与を見せ合い、自身の市場価値を計る文化があるそうですが、コンサル業界では給与を隠すのが美徳という文化があり、自身の市場価値を把握しにくいという状況があります。
(金融程パフォーマンスで給与差が出ない、又金融程給与が高くなく「俺たちはお金じゃない、社会への価値だ!」と見栄を張っているため大きな声で給与を言えないみたいな背景もありそうです)
そんな中で、今の自分のポジション、経験ならどのくらいの年収を提示してくれる会社(競合ファーム含め)があるかを教えて貰えるのはとても貴重です。
オススメの転職エージェント
最後に僕自身や周りの人が登録している転職エージェントを簡単に(名前だけ)紹介しておきます。
ムービン
アンテロープ
コンコード
ちなみに、転職エージェントは極めて属人的で当たり外れ・合う合わないが大きくでます。貴重な時間を無駄にしないためにも外れを引いたと思ったら早急に撤退した方が良いです。(お互いのためにも)
後は比較検討のために複数エージェントに会っておくことをオススメします。