僕らコンサルタントはコミュニケーションにおいて、ストレートに物事を伝え、あらゆる面で曖昧さを残さないことが求められます。
一方、今の常駐先(大手事業会社)では、遠まわしに物事を伝え、敢えて一定の曖昧な部分を残すようなコミュニケーションが行われています。
これはどちらが良い悪いではなく、ただ単にコミュニケーションの種類が違うということを常駐してみて身に沁みて感じているので、備忘録として。
組織や人によって何を重視するかは違う
前者のケースでは効率性や明確性を重視します。多少のぶつかり合いがあっても、素早く結論が出て、責任や役割が出ることを望みます。
後者のケースでは和を重視します。多少遠回りをしても、ぶつかり合いやメンバーの精神的な負荷を回避することを望みます。
常駐して1ヶ月程度経ちますが、
「で、結論は?」「それは誰の責任?」「誰がボール持ってるの?」・・・的なことを何十回も何百回も飲み込んできました。
一方で、コンサルファームにはないコミュニケーションにおける丁寧さや、アットホーム感があるのも事実として感じています。
人それぞれ食べ物に好き嫌いがあるように、コミュニケーションにも好き嫌いがあり、何を(どちらを)重視するかは組織や人次第なのかなぁと。
郷に入れば郷に従え
僕自身のスタンスとしては、教科書的に言えば郷に入れば郷に従えでしょう。
とは言え、責任を曖昧にして、何も決まらない/何も進まない状態で放置されている状況にメスを入れることも、外部者である僕らコンサルタントに求められている役割でもあると思うので、バランスを取りながらコンサルWayもしっかり出していきたいな(いかなきゃな)と思っています。