コンサル志望(や頭の片隅にある)の人と話をすると、多くの人が「外資コンサルはドラスティックに人を切るみたいだから怖い」みたいなことをよく聞きます。
でも、実際のところそれは少しミスリードだなぁという気がしてます。
多少できなくてもファームとしては残したい
僕は知りませんが以前はドラスティックに人を切る時代もあったようです。
ですが、既にそうした時代からは時が流れ、僕のファームや知人がいるファームで人を切るという話はあまり聞きません。
以前の記事でも書きましたが、新陳代謝をがんがん行って人を入れ替えるよりも、多少できなくても居続けて貰う方がファームとしては遥かにコスパが良いわけです。
まぁ余程できない人は切られるというよりも、病んで自ら辞めていくという形のエグジットになります。
アットホーム感の醸成に取り組むコンサルファーム
時代が変わり、人々の価値観が変わる以上、コンサルファームも変わらなければいけません。会社は所詮人々の集合体ですから。
一昔前のようにガンガンリスク取って挑戦したいという人がコンサルファームのメジャーではなくなりました。知的好奇心を満たしながら(チャレンジングな仕事をしながら)安定して長く働きたいと思う人たちもだいぶ増えてきるようです。
(コンサル界隈の知人たちと共有した極めて感覚的な話ですが)
そうした人たちにとっての良い環境は、リスクテイカーにとってのそれとは違い、アットホームな環境なんですよね。
ファームによっては社員で運動会をやったりして、アットホーム感の醸成に邁進しているファームもあるようです。
ですので、外資コンサル=ドラスティックというのはミスリードで、ドラスティックな人切りを回避したい人も必要以上に心配する必要はありません。
残念ながら、ドラスティックな人切りを選好する人は必要以上に期待しない方が良いでしょう。