戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

2017.6- プロジェクト振り返り

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さて、今週は引継ぎ期間ということで少し早いですが、本プロジェクトの振り返りをしたいと思います。

今回のプロジェクトは製造メーカーの新製品開発支援。
技術ドリブンで大枠を作ってしまった製品について、どのような機能を持たせるかやどこの国のどんな人をターゲットにするか等の検討支援を行いました。

プロマネが週1日程度しか顔を出さない常駐プロジェクト(しかも初めての)ということで、僕自身が主体的にクライアントのハンドリングを経験できるとても有意義なプロジェクトでした。

プロジェクトの学び

コミュニケーションの頻度

共通認識を持たない人たちと協業する場合は兎に角コミュニケーションの頻度を上げる
「これで大丈夫」と思っていても、相手はそう思ってないことが多々ありますし、その逆も然り。身内だけで働いているとある程度省略化してしまうコミュニケーションも、意識的に頻度を上げていく必要があります。

組織力学の観察

年功序列の関係上、その人が持つスキルと肩書きが一致しないこともあります。
場合によっては上司をマネージし、事実上プロジェクトの意思決定者となっている優秀な部下の方もいます。(あとは部署間の力関係とかもありますね)
そうした組織特有の力学を観察して、コミュニケーション方法を構築する必要があります。
(プロジェクト開始当時は、バカ正直にカウンターパートに意思決定を仰いでおり、手戻りが大量発生した反省)

論理に頼らないシンプルさ

論理的であることは目的ではなく手段。
論理構造が大好きなコンサルファーム内では常に論理的であることを求められますが、時には、シンプルに分かり易い説明や、資料構成が必要になります

プロジェクト反省

ホウレンソウ遅れ

本当に基本的なことですが、ホウレンソウが遅れてしまったことです。
僕自身の常駐中の悩みは以前も書きましたが、クライアントは「カウンターパート」or「企業」という問題に対して、自分自身で悶々と悩んでしまったこと。
他にも、段々と支援スコープが広げられてしまっていることなどもありました。

この辺のホウレンソウをもう少しちゃんとできていれば、プロマネの知見を活用しながらクライアントのハンドリングもできたのかなと。(僕自身で言えば、ハンドリングの方法を学べた)