戦略コンサルから転職活動を考えるきっかけになったのが、PEファンドの方の話を聞いてから。
もともとは入社して1,2年経った頃から「ネクストキャリアの最有力候補はPEファンド」と言い回っていた僕に、最初のプロジェクトで出会ったボスが、PEファンドの方を紹介してくれたことが始まりでした。
信じがたい驚愕年収
ですが、この時点でPEファンドが何をやっているかはよく分かっていませんでしたし、年収も「今より上がる」程度で、具体的にいくらくらい貰えるかも把握していませんでした。
そこからいくつかの本やネットに頼りながらPEファンドがどんなことをしているのかを下調べしていきました。
(実際にPEファンドが何をやっているかは過去のこちらの記事にまとめましたので、万が一興味を持たれた方がいましたら、是非ご覧下さい)
そして迎えたPEファンドの方との初対面。
もっとも驚いたのはその年収。
その人はまだ社会人4-5年目でしたが、年収が3,000万円程度とのこと。
そして、ファンドのエグジットがある年はさらに追加賞与が発生するので、お化けみたいな年収になるようです。
(もちろんファームによってことなります。中には社会人4-5年目で1,000-1,500万円程度のレンジのファームもあるのだとか)
なんだこの格差社会は・・・。魅力的過ぎるだろ・・・。
でも、業務そのものを愛せそうになかった
徐々に前のめりになる僕。
ただ、年収が高くても、業務そのものを愛せなかったり、人間らしい生活をキープできなったりしたら不幸であることはこれまでのコンサル経験でよく分かっている。
(少なくとも僕にっとっては)
その後も根堀り葉掘り聞いていく。
具体的にどんな作業をするのか。
何時に会社に来て、そのあと具体的に何をして、どんな形で仕事を進めるのか。
そして、何時に帰るのか。土日に働くことはどの程度恒常的になっているか。
「今はエクセルでの財務シミュレーションがメインかな。あ、そうそう。今の案件でさ、5MBのエクセルファイルを3つ使ってシミュレーションしててさ(以下、省略)」
これだけで判断するには材料が少ないのも十分理解しています。
そして、PEファンドの仕事が僕がイメージしている以上に素晴らしいものであることも安易に想像できます。
が、僕は複雑なシミュレーションを行うことに興味を全くもってもてなかった。
それに、ハードワークであることは今から劇的に変わる感じもしなかった。
暗闇が続くトンネルに突入
こうして僕は入社直後から掲げていたPEファンドへの転職という一つの目標を失ったわけです。
もちろん、僕が志望したところで入社できるかも分かりませんが、それでもこうして自分が(たいして調べもせず)目指していた目標がなくなるというのは辛いものです。
じゃあ、次はどうするの?
というわけで、なぜか次は資産運用会社に興味が向かうわけです。