今週やるべきタスクを片付け、平和の週末を迎えられるという安心感を噛み締めながら帰り支度をしていると、近くの席から嫌な気分になるような会話が。
「何分掛かってんの?あぁぁ時間ないの分かってる?そんな時間掛ける価値ないよ?」
「は?これにこんな時間掛けてたの?それだったらさっきの方が良かったよ」
「まじかよ。もういいや。さっきのバージョン送ってくれる?君に任せるより俺が全部やった方が早いわ。あぁぁどんだけ頭悪いんだよ」
ちらっと見ると、最近入社された中途の方が弱弱しい顔をしていました。
これはちょっと時間の問題かもな。
何を言われても自分を信じられるか
まぁこんなことは日常茶飯事で、パフォーマンスについてはもちろん、言葉のメスは人格にまで及びます。
「人として終わっている」「そんなに頭悪いのによくコンサル入ろうと思ったね」などなど
もちろん全員が全員そういったことを言うわけではありませんし、全員が全員そういったことを言われるわけではありません。
言う側の人間性、言われる側のパフォーマンスやキャラクター、両者の相性など、巡り合わせみたいなところもあります。
ですが、そうした言う人も言われる人も一定数ファームにいることは疑いようもない事実です。
最近はコンサル業界全体として採用ハードルが下がって来ていることもあり、頭が良くない人もその分増えてきました。(誤解のないように書いておくと、採用ハードルが下がる前からも頭の良くない人はいたと思いますが)
そうした人たちは、当然言葉の暴力に晒されるリスクが高くなります。
そうなった時に最終的に自分を支えてくれるのは「自信」です。
周りに相談を乗ってくれる人はいるかもしれませんが、付きっきりで励ましてくれるわけではありません。
バカ、アホ、ドジ、マヌケ
と言われても、「はいはい、俺 / 私は頭良いから」と思い続けられるか。
素直に「自分はバカなんだ。何とかしなくては!」ではおそらく多くの人は精神的にもちません。
(稀にそうした反省心の塊のような人もいますが)
そう考えると言葉の暴力を浴びせられて弱弱しい表情をしてしまう方を見ていると、なんとなく不幸な未来が見えてしまうわけです。