今アサイン中のプロジェクトが終わったタイミングでファームを退職することになりました。
なので、今のプロジェクトメンバーが最後に一緒に働くコンサルタントになります。
と言うわけで、僕自身が出会ったファーム内で一番優秀だと思った人、一番ダメだと思った人について書きたいと思います。
一番優秀だと思った人
1年目にアサインされたプロジェクト(僕にとっては二つ目のプロジェクト)の上司。
兎に角、頭の回転が早い。「自分かなり頭いいな」と思っていた僕が「この人すごいな・・・」と軽い衝撃を受けました。
加えて、ドクターまでいった人で、自分の専門領域を持っている。たまたまそのプロジェクトのどんぴしゃだったこともあり、知識面でも無双という状態。
それだけに留まらず、責任感もあると。
僕自身の担当パートで、その人(Aさんとします)と意見が割れる。
結果として僕が意見を押し通す形で、迎えたクライアントミーティング。
クライアントからの指摘に対して、情けないことに僕自身がしっかり跳ね返せないでいると、ちゃんとAさんがカバーしてくれる。
現実問題として、上記のような状態になると平気で背中を刺してくる上位者もいます。
人格者が少ないコンサルファームでは珍しい存在です。
責任感がある人の特徴として、コミットが強く、チーム全体として無駄な努力が発生しがちですが、その辺のバランス感覚もあり、結局1年くらい同じプロジェクトだったんですが、一度も「なんか無駄働きだったわ」という状況はなかったようい思います。
ちなみに、ジュニアでも優秀だなと感心してしまう人がいますが、その人の特徴は以下の記事にうまく纏まっていたので、こちらに譲ります。
ちなみに、今のコンサル業界は戦略/総合問わず人の質のバラつきが大きいです。
なので、優秀な人の下で働くということが今後のコンサルタント、延いてはビジネスマンとしての成長に大きな影響を及ぼします。
優秀な人の下で働くためにどうすべきか、以下のnoteが大変参考になったのでコンサル業界で本気で価値を高めたい人は読んでみてください。
(戦略、総合問わず参考になると思います)
一番ダメだと思った人
一方で、一番ダメだった人は30歳中途入社の人。
まずパワポもろくに使えないので、なぜかその人よりランクが低い(給与が低い)僕が教えるという謎の構図。
これが社内イントラとかなら分かりますが、コンサルでパワポがろくに使えないって、通訳の人が語学が苦手って言うレベルですよ。
まぁコンサルファームへの入社を控えてちゃんとパワポを使えるようにしてなかった時点でわかると思いますが、兎に角責任感がない。
スタンスとしては「入社したばっかりだしできなくてもしょうがない」的な感じです。
もちろん声には出していませんが、もう取り組む姿勢からガンガン伝わってくると。
あと、キャラも悪かったです。少し弱々しい感じで、詰められやすいキャラです。
学校で言うと、スクールカーストで下の方にいるタイプ。
残酷ですが、こういうタイプは詰められやすく、実際にプロマネからめちゃくちゃ詰められていました。
この辺は転職エージェント選びもすごい重要だなと思っています。
・コンサルという仕事は"向き不向き"が綺麗に分かれる仕事なので、向いてない人には向いてないと明確に言ってくれるか
・転職がゴールではなく、しっかりとキャリアパートナーとして「内定後にやっておくべきこと」なども助言してくれるか
・やたらと◯センチュアや◯イカレントを推してこないか
・幅広いコンサルのポジション(求人)の中でそれらを理解してアドバイスしてくれるか
などなど、この辺を抑えるだけでコンサルキャリアでの失敗を防げると思います。
エージェント選びの記事はいろいろありますが、個人的には以下の記事が参考になると思います。
番外編
一番優秀な人、一番ダメな人よりも印象に残ったのがサイコパス。
以前こんな記事を書いていました。
もうこいつが本当にやばい。
何がやばいかって、もう本当に全部やばい。
深夜(2時頃)でもおかまいなく電話掛かってきますし、言っていることがコロコロ変わる。
情緒不安定で、褒めちぎっていた数分後にはめちゃくちゃけなされることもあります。
実際、転職の後押しをしてくれたのも彼のやばさがあります。
そういう意味では、これまで居心地が良かったファームから一歩踏み出す決心をさせてくれて感謝ですね。
もう一回繰り返しますが、本当にこいつがやばい。
やば過ぎて、もはや具体的にどうやばいのかがよく分かりません。
明日から新年一発目の仕事です。頑張ります。