戦略コンサルの備忘録

戦略コンサルタントとして日々感じたことや考え方ことの備忘録(On-Off問わず)。学生や他業界の方には戦略コンサルとしてのキャリアを考えるきっかけを、同業の方には日々の学びや苦悩をシェアすることが目的です。

第三者としての価値

コンサルタントの一つの価値として「第三者」があると思います。
その具体例として、社内や業界のしがらみに捕われない問題提起や解決策の提示だったり、他業界におけるベストプラクティスの輸入だったりと、戦略や施策の策定面がよく挙げられます。

一方で、常駐をしてみての気付きとして、実行支援の面での「第三者」というのにも大きな価値があると感じました。

社内政治に捕われずに対立意見を主張

今の常駐先では上位者とのコミュニケーションには物凄く神経を尖らせています。
上位者が「Yes」と言えば「Noではないですか?」と下位者が問いかけるのにはエベレストよろしく、物凄く高いハードルが存在します。
たしかに、上位者の対立意見を主張するのは、それを良しとする文化が培われていないとハードルが高いのは理解できます。
しかも、その上位者が自身の出世を握っていると言っても過言ではない状況ならなおさらです。

そういう時に僕らコンサルタントを通じて対立意見が言えるというのは一つの大きな価値なのかなぁと。
(実際に「伝えて貰えませんか?」と頼まれたこともあります)

煩わしいコミュニケーションの背中を押す

今の常駐先では部署を跨ぐ社内コミュニケーションのプロセスも凄く面倒です。
部署のトップを捕まえて許可を取る必要がありますし、その許可を取るための準備も必要になります。場合によっては部署トップやコミュニケーション先への根回しも必要です。
なので、部署を跨ぐコミュニケーションの必要性が見えると、避けたり、後回しにしたりしてしまうわけです。(ほんとかよと思われるかもしれませんが、これが実態です)
社内だと面倒だという共通認識があるので、誰も背中を押すことがありません。(押す人が少ないです)
そういう時に多少口うるさいと思われても「いやいや、やらないとダメですよ」と、背中を押してあげるといのも第三者だからこそやり易いことなんじゃないかなと思います。

コンサルタントと言うと、頭だけ使って何かすごい案を生み出すなんて思われがちですが、こうした泥臭い支援も価値になっていると思います。