戦略コンサルの備忘録

戦略コンサルタントとして日々感じたことや考え方ことの備忘録(On-Off問わず)。学生や他業界の方には戦略コンサルとしてのキャリアを考えるきっかけを、同業の方には日々の学びや苦悩をシェアすることが目的です。

英語を取り巻くコンサルティング業界の動向

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今日は最近増えてきた「英語採用」なるものについて書きたいと思います。
(「英語採用」という言葉は僕が勝手に付けました)

まだコンサルファームが日本に上陸して間もない頃、英語力はコンサルタントの必要条件だっと思います。
ところが、コンサルティング業界の拡大に伴う採用人数の増加によって、いつしか英語力は必要条件ではなくなりました。
一方、海外市場に色めき立つクライアントのサポート案件は増加の一途を辿り、日に日に英語力の必要性が増しています。

地頭 vs 英語力

英語ができて頭の良い人材の採用。
それがコンサルファームにとってのベストチョイスです。
ところが、そうした英語力と地頭の両方を兼ね備えている人の数が限られており、採用人数自体が増加する中で、ベストチョイスを選択することが難しくなっています。

そんな中、ファームは「頭は良いけど英語が出来ない人」と「英語はできるけど頭が悪い人」のどちらかを採用する必要に迫られています。
前述の通り、直近までは「頭は良いけど英語が出来ない人」を割合的に多く採用してきたので、バランスを取るためか、現在の流行は「英語はできるけど頭が悪い人」の採用です。(飽く迄僕の感覚です)

酔っ払いによる採用

「英語採用」を手っ取り早く増やす方法は英語力が高い人間が集まるところで採用活動を行うことです。
それがボストンキャリアフォーラム。略してボスキャリです。
たしかに、ボスキャリには留学を経て多様性の中で揉まれた経験を持つ学生が来ます。勿論彼らは英語がペラペラです。
そして中にはとても優秀な人材もいます。

話をややこしくしているのはお酒の存在です。
ボスキャリにはディナーなるお酒を飲みながら社員と学生が話す機会があります。
勿論ここでも社員は良い悪いの判断をしています。
ところがアルコールが入っているので必ずしも適切な判断が下せるわけではありません。
そう言った理由から飲酒運転が禁止されています。

以前、かなり使えない新人が入ってきたので、何故採用したかを担当パートナーに遠回しに聞いたことがあります。
すると「正直あんまり覚えてない」との呆れるような答えが返ってきました。
「英語力もお墨付きだし、なんか気分良くなってきたしまぁいいか」的な発想だったのではないでしょうか。

僕自身、ボスキャリを否定する気もなければ英語採用を否定する気もありません。
実際、英語力のある人材をコンサルファームが求めているのも事実です。
ですので、英語力を磨くだけでコンサルタントとしてキャリアを築く大きな一歩にもなります。
逆に「頭の良さには自信あるけど英語力は・・・」という人は身を引き締めて英語学習に取り組む必要がありそうです。