戦略コンサルの備忘録

戦略コンサルタントとして日々感じたことや考え方ことの備忘録(On-Off問わず)。学生や他業界の方には戦略コンサルとしてのキャリアを考えるきっかけを、同業の方には日々の学びや苦悩をシェアすることが目的です。

プロジェクトは「パズル」のようなもの

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クライアントと協業する上で、僕らコンサルタントへ期待の一つとして、「クライアントの目線上げ」をすることがあります。
(まぁ言葉を選ばずに言うとレベルアップさせて上げることです)

これまで全体像を見失いがちのクライアントに対して「論点思考」だの「イシューから」だの普段クライアントが聞きなれない言葉を使ってファシリテートしてきたわけですが、イマイチ刺さりが悪い。

もう少し平たく説明する方法はないかと色々頭を悩ませていたのですが、遂にクライアントから「分かり易い」とのコメントを頂けた例えがあったので残しておきます。

プロジェクトは「パズル」のようなもの

プロジェクトはパズルのようなもので、まず完成させたい絵(ゴール)があります。
ミッキーマウスでも、ドラえもんでも構いません。
その絵を完成するために、どんなピースが必要なのかを考え、ピースの収集・組立を行います。
ピースによっては入手が困難で、何かで代替する必要がある場合もあります。
もしかしたらドラえもんの首の鈴をくるみで代替しなければいけないかもしれません。
(足りないピースの補い方は、自身の予算と時間に大きく依存していて、お金と時間が許せば、究極、特注で作ってもらってもいいわけです)

ここで大切なことは、自分はどんな絵を作りたいのか/作ろうとしているのかを"明確に"イメージして、それに必要となるピースに絞って効率的収集することです。

今でも驚くことなのですが、プロジェクトワークに不慣れだとあまりゴールというものを意識しないようです。
つまり、自分がどんな絵のパズルを作りたいのかを明確に意識していないわけです。
勿論漠然と「ドラえもん」というイメージはあるみたいですが、ドラえもんのポーズや持っている道具、周りにのび太がいるか否か等、明確にイメージできてないようです。
そうすると何が起こるかというと、手当たり次第ピースを集めたり、議論が発散したり、誰が何をやっているかが不明慮になったりするわけです。

正直、個人学習して欲しいというのが本音

如何に平易に説明するかというのは僕自身にとっても学びにはなりましたが、正直日々振り回されるのはけっこうしんどくて、ちょっとでもいいから個人学習して欲しいなぁというのが本音です。(本1~3冊読むので十分過ぎるくらいです)

おすすめ書籍:論点思考

言わずもがなのコンサルバイブル。
元BCGの内田さんが書いた本で、「正しい答え」ではなく「正しい問い」の導き方について解説された本。
当本では「正しい問い」(=論点)の重要性や導き方にについて解説していますが、「正しい問い」がこのブログでいう、「作りたい絵」に該当する部分ですね。

ちなみに、Amazonの商品説明には「部下に問題・課題を与える立場にある管理職の人も必読の一冊」と書かれています。(ですので、コンサルタント以外にも事業会社の方にもオススメの一冊です)