戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

優秀なジュニアコンサルタントの3つの特徴

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現在のPJも明日の最終報告で最後になります。
今週末は少し時間を使ってPJの振り返りを行いました。

僕自身の学び等はまた最終報告の後にやるとして、今日は下位メンバーを見ていて思ったことについて。
現在のPJの下位メンバーは僕が今まで接したジュニアの中で一番優秀だなぁと感じました。僕が彼を優秀だなぁと思う理由、すなわち僕が思う優秀なジュニアの3つの特徴を纏めたいと思います。 

①主体性がある

誰もが最初は初心者です。どんな天才でも最初はチームメンバーに与える価値よりも受け取るそれの方が多くなります。
それでも上位者はできないならできないなりの貢献を見たいのです。
「自分はまだジュニアだから教えて貰う立場」というスタンスではなく、「どうすればチームに貢献できるか」という主体性を持って取り組めるかどうかが大きな差になります。 

②情報の精度が高い

チームの分業体制を敢えて抽象化すると、ジュニアが情報を掻き集め、シニアが示唆出しをするという割り振りになります。
シニアが示唆出しをしている間、ジュニアはひたすら生の情報に触れているため、必然的にチームの中でジュニアが持つ情報量が多くなります。
そうした中で、情報の精度を担保しながら、情報に基づく発言ができるかどうかというのが非常に重要です。
(勿論シニアも情報を蓄積していきますが、PJ中に調べた情報を隅から隅まで把握できるわけではありません) 

③素直

正解がない問題に答えを出す我々コンサルタントのアプローチも、それまた正解がありません。
クライアントがシンプルなアプローチで答えが出ないから我々にお金を払って依頼しているという前提に立つと、多くの場合、様々な仮定を置いて多少強引なアプローチが必要になります。
そんな中で「こういうアプローチが理想じゃないですか?」「それってやる意味ありますか?」と理想論を語るジュニアや、やる意味について問いてくるジュニアは必要ありません。
理想的なアプローチでない事は分かってるけど、一緒に汗をかいてくれるジュニアが可愛いのです。