戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

休日の稼働時間

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PJ立ち上がり一週間ですが、進捗状況も順調で今週の土日は両日完全オフです。
せっかくなので、よく聞かれる「コンサルは休日までばりばり働くのか?」という疑問に僕なりに答えたい思います。

休日の稼働時間はPJや個人能力・趣向次第

まず、休日の稼働有無に大きな影響力を持つのはPJです。
ここで言うPJとは、内容、期間、クライアントの期待値、PMのマネジメントスキル、チームスキル等です。
「内容が重くてどうしても休日働かなくちゃいけない。」
「スケジュール上、来週の前半までのこのアウトプットを出さなくちゃいけない。」
「クライアントが金曜深夜に月曜夕方がデッドラインの資料作成の依頼メールを投げてきた。」

みたいな外部要因的な話から、
「PMが暴走しているぞ!!」「あいつのパート全然できてない。。。」
みたいな内部要因的な話まであります。 

一方で、上記のような自分ではコントロールできない問題以外にも個人の能力や趣向と言ったものも休日の稼働有無には大きな影響を与えます。
僕自身、入社間もない頃はPJについていけていなかったので、休日を使って予習・復習をしたり、どうしたらチームに貢献できるかを考え、必要に応じてリサーチしたりしていました。
あとは、できる人でも「平日夜はあんまり遅くまでやりたくないから早めに切り上げて休日やるわ」という人もいます。(金夜は飲み会・合コンあるからとか)

平均的な稼働状況を言うと、月に1,2回程度休日稼働するという感じでしょうか。
(稼働と言っても家で2~3時間の時もあれば、オフィスに来て丸一日働くという日もありますが・・・) 

コンサルの稼働時間は曖昧

とまぁ、稼働稼働と言ってきましたが、実は「考える」ということが仕事の大きなポーションを占めるコンサルにとって、稼働時間というのはとても曖昧です。

デスクに座ってExcelを捏ねくり回している時よりも、シャワーを浴びてる時やランニングをしている時、帰り道に歩いている時等の方が、良い案が浮かんでくることがあります。
「縦軸をAじゃなくてBにしたら何か傾向が見えるかもしれないな」
「今日のインタビューでA社はXXXって言ってたけど、実は背景にYYYがあるかもしれないな」などなど。

他にもランニングしながら資料構成を考えたりとか、シャワー浴びながらExcelの確認ポイントを洗い出したりとかもできるわけです。

 そう考えると、稼働時間とは一体何ぞやと言う感じですね。
で、そうやって何か他の事をやっている時に降ってきたアイデアは早急に確認・検証したくなります。
「オフィス外ではしっかり休もう。働き方改革だ!」と思っていても、それで手を動かしてしまうわけです。不思議ですね。

 ただ、一つ言えることはそうやって考えることが好きだ。そして出てきたアイデアをすぐに確認したい。検証したい。と思える人がコンサルに向いているんじゃないでしょうか。