ファームを辞めるとなると、もはや怖いものなし。
今回は今まで聞けなかった「クラッシャーって一体全体なにを考えているの?」ということについて聞いてきました。
そもそもクラッシャーとは?
クラッシャーとは僕が勝手に呼んでいるだけで、おそらく一般的ではないと思うので、最初にクラッシャーとは何なのかについて説明したいと思います。
クラッシャーとは、下位メンバーの精神を壊す人を指します。
圧迫面接よろしく、圧迫レビューを行い、兎に角下位メンバーをディスる。
あれがダメ、これがダメ、もはやお前がダメ。
何でそんなにバカなの?やる気ある?この仕事辞めた方がいいんじゃない?
マウンティングポジションを取り、文字通りボコボコにします。
そう、これがクラッシャーです。
で、一体何を考えているのか?
実際、クラッシャーの人に何を考えボコボコにしているのか聞いてみました。
その答えは「それが成長するために必要だと思うし、自分もそう育てられてきた」というものでした。
・・・。
そして話の最後にこう言ってきました。
「私の下位メンバーはけっこう精神的な負荷が掛かっていると思う。コンサル太郎さんはもう辞めちゃうかもしれないけど、機会を見て私の下位メンバーとご飯行ったりして支えてあげて欲しい」と。
まるで趣味のようにイキイキした顔で下位メンバーをマウンティングしている人とは思えない発言。
もはや、自分自身を正当化し始めているのである。
彼らは悪びれもせず「下位メンバーの成長のため」と公言するのである。
何人も病院送りにしておきながら、少しは自分のやり方を改善しようとさえ思っていないのだ。
コンサルファームの文化の弊害
問題なのは、そうした精神不安定的なクラッシャーがどのファームにも一定数いることです。(出所:各ファームにいる知人たち)
能力至上主義とする文化。
クライアントのためと言えばマウンティングでもなんでも正当化されてしまう文化。
そうしたコンサルファームの文化が、クラッシャーを生み出すのか、或いはクラッシャーを惹きつけているのか。
いずれにせよ、そうした度を超えた詰めが本当に成長に役立っているのかというのを自問自答して貰いたい。
そして、クラッシャーの存在が正当化されてしまっているコンサルファームは少し異常であるという認識を、僕ら自身もしっかり持っておくべきだなと思いました。