戦略コンサルタントの備忘録

新卒でコンサルファームに入社した戦略コンサルタントの備忘録。コンサルキャリアを考える材料をシェアすることが目的です。

パートナー面接の逆質問ではファームへの興味を示すべき

スポンサーリンク

昨日のパートナーとの世間話の中で、コンサルファームへの入社を志望する方にヒントになりそうなことがあったのでシェアしたいと思います。

パートナーへの逆質問ではファームへの興味を示す

昨日パートナーと面談したのですが、その面談は中途採用面接の後だったようです。
興味本位で候補者がどうだったかと尋ねると、
P:「まぁ悪くないんだけどね。なんかファームへの興味が感じられないんだよね」
僕:「ほお…興味…ですか?」
P:「逆質問でさ、「今のケースのフィードバック貰えないですか?」って言われたんだよね。パートナーと話せる貴重な機会なのにケースについて聞くってこっちとしては入社する気あるのかなって疑っちゃうよね」

おそらくその候補者の方はケースのフィードバックを貰うことで、ピュアに学びたいという気持ちと、学びたいという前向きな姿勢を示したいと考えていたのかもしれません。
パートナーよりも前であればそれでも問題ないと思いますが、今日のパートナーの反応を見ているとファームへの興味を示す必要があったんじゃないかなぁと。

経営者と従業員では異なる目線

僕目線(従業員目線)で言えば、候補者に内定を蹴られようが、入社後すぐに辞めようが全く興味ないわけです。
あるとすれば、入社すれば一緒に働く可能性があるので、使えなさそうな人は切っておきたいということくらいです。
なので、あんまり逆質問にも興味なくて、純粋に候補者の方が知りたいと思っていることに答えたいと思っている程度です。別に鋭い質問とか印象に残る質問とかはいらないです。

一方、経営者であるパートナーは僕ら従業員とはまた違った目線で候補者の方を見ています。
パートナーからすれば”自分の”ファームなので、使えそうかどうかは当然ですが、内定を出したら入社してくれるのか。入社後長く勤めてくれそうか。長期的にファームに貢献してくれそうか。みたいなところに興味があるわけです。

まぁ数年後辞めますみたいな話をして内定が出たなんて話も聞きますし、面接を担当するパートナーに依存することろもありますが、”自分の”ファームに興味を持たれて嬉しくない人はいないじゃないでしょうか。